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マリオンの壁 by ジャック・フィニィ(訳:福島正実)

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  • なし マリオンの壁 by ジャック・フィニィ(訳:福島正実) (Hero, 2013/11/29 0:11)

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なし マリオンの壁 by ジャック・フィニィ(訳:福島正実)

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/11/29 0:11
Hero  常連   投稿数: 397
 若い頃親父さんが住んでいた家に住むことになったニック・チェイニーは家のリフォームをしようと壁紙を剥がしている時,壁にある落書きを見つけた。「マリオン・マーシュここに住めり。一九二六年六月十四日。読んで泣面かくがいい!」
 父親はその落書きを知っていた。それを書いた時,彼もそこにいたからだ。マリオン・マーシュは女優を目指していた。しかし,その願いが叶おうとした時に,事故で死んでしまったのだそうだ。
 ニック・チェイニー夫妻はその家に住み始めた。すると,おかしなことが起こり始めたのだった。ニックがマリオンの幽霊を見てからというもの,妻にマリオンが取り憑くという現象が起きるようになったのだった。さらには,ニック自身にも。何と,彼にはあのルドルフ・ヴァレンチノが取り憑いたのだ!
 古き良き時代を常に思い続けるジャック・フィニィらしい作品。そして,今という時代では,古き良き時代の残滓は少しずつ消失してしまうという現実に直面せざるを得ないのである。それにしても,サイレント映画の場面を読んでいると,まるでそのサイレント映画を観ているかのような錯覚を覚えてしまうのは恐るべきことだと思う。
 サイレント時代の俳優たち,監督たちの名前が数多く列挙されるが,そのほとんどが私にはわからない。ニックはいわゆるサイレント映画マニアだという設定がそれを許しているのだが,少しは映画を知っている私ですらほとんどわからないとは…まさに,自分の無知を知覚せざるを得ない。
 後半,サイレント時代のフィルムの膨大なコレクションを持っている人物が登場する。失われたと思われていたフィルムが数多くその中には存在する!これはまさに映画ファンの夢である。例えば,山中貞雄監督作品が全て残っているのを見たとしたら…私は間違いなくニックと同じ反応を示すに違いない。
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