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サハラに舞う羽根 Four Feathers by A・E・W・メースン(訳:古賀弥生)

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  • なし サハラに舞う羽根 Four Feathers by A・E・W・メースン(訳:古賀弥生) (Hero, 2013/12/2 12:22)

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なし サハラに舞う羽根 Four Feathers by A・E・W・メースン(訳:古賀弥生)

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/12/2 12:22
Hero  常連   投稿数: 397
 19世紀末,スーダンでは自ら救世主(マフディー)を名乗るムハンマド・アメフドが反英運動を始め,大きな内乱が勃発しようとしていた。
 その頃,美しいエスネと婚約した若き将校ハリーはロンドンでささやかな祝宴を楽しんでいた。そこへ電報が届く。ハリーはそれを読んだが,そのまま捨ててしまった。彼はその電報で退役を決意したのだが,そのことがわかるのは後のことだ。実はその電報には,近々連隊に出動命令が出るのだということが書かれていたのだ。
 出動命令を知りながら退役を決めたハリーは臆病者のレッテルを張られることになった。祝宴に出ていた二人(ウィロビーとトレンチ)と電報を打った本人キャッスルトンはハリーに白い羽根を送りつけた。白い羽根は臆病者を意味するのだ。そして,その羽根が送られてきたその時,ハリーと共にそれを見ることになったエスネもまた,その場で彼に白い羽根を送る。もちろん,婚約はなかったことにされてしまった。
 ハリーは自らのため,そして愛するエスネのため,名誉を挽回しようとスーダンへ向かう。スーダンで戦っている羽根を送りつけて来た三人が羽根を撤回するような勇気ある行動をしなければならない!ハリーの孤独で長い戦いが始まる。
 手に汗握る戦闘シーン等が延々と描かれるのかと思いきや,実はそうではない。確かに,スーダンで異教徒の中ただ一人,イギリス人だということを知られないように隠密行動する場面や,捕えられた監獄からの脱出シーンが何章か描かれてはいる。しかしながら,本作の多くはハリーの親友であるデュランスや,かつての婚約者であるエスネたちの心理描写である。戦闘で盲目になった男デュランスと婚約するエスネ。しかし,エスネはハリーのことがどうしても忘れられない。しかし,デュランスにそれを悟られてはならないのだ。デュランスのために,ハリーのために,そして自分のためにも。
 スーダンに広がる砂漠の描写が素晴らしい。夜にもなれば空は満天の星だ。そばをナイル川が流れ,異国の言葉や音楽がそこここで聞かれる。そして,常に 南の空には南十字星が輝いているのだ。
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