メインメニュー
PR
facebook
別フォーラムへ

カウントダウン・シティ Countdown City by ベン・H・ウィンタース(訳:上野元美)

投稿ツリー

  • なし カウントダウン・シティ Countdown City by ベン・H・ウィンタース(訳:上野元美) (Hero, 2014/12/27 10:24)

このトピックの投稿一覧へ

Hero

なし カウントダウン・シティ Countdown City by ベン・H・ウィンタース(訳:上野元美)

msg# 1
depth:
0
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/12/27 10:24
Hero  常連   投稿数: 397
 「地上最後の刑事」の続編。

 小惑星衝突まで,三ヶ月を切った。パレスは既に刑事ではない。もはや警察組織は事件を捜査するということを止めてしまったのだ。だから職を降ろされた。
 そんなパレスのもとに古い知人であるマーサが依頼事を持ってきた。出て行った旦那を探してほしいと。彼女は子供だった私たち(私と妹)を週に五日間母親が帰ってくるまで面倒を見てくれていた女の子なのだ。
 パレス刑事は前作同様に(今は刑事ですらないのに)捜査を開始する。何故,こんな捜査をするのか,自分でもわからないままに。

 前作より終末感が一気に加速する。もはやミステリというよりSFというジャンルに入る作品になってきたと思う。
 学生たちは大学で自治国を運営している。このあたりは,何だか70年代のヒッピーが台頭していたアメリカを思わせるのがおかしい。
 自分でも理由がわからないままに,一人の男を探すパレス。それに付き従って,私たちも終末感が漂い始めたアメリカを放浪する。静かに,着実に終末が近づく。人々はそれぞれに,ある人は静かに,ある人は精神を病んで,ある人はカルトにハマり,過ごしている。その静けさの部分は,日本映画「世界大戦争」に通じるものがある。

 妹のニコはある組織を信じている。小惑星は破壊可能なのだが,政府はそれを隠しているのだと。パレスはそんなことは信じない。妹をその組織から引き離したい。でも,上手くはいかない。自分も妹には助けられた。しかも,パレスは妹を愛している。

 マーサの旦那は結局死んでしまう。誰が殺したのかも判明する。しかし,誰が殺したのかというのは本作ではさほど問題にはならないだろう。犯人追求のミステリとは言えないからだ。
 そして,終末感が一気に盛り上がってくるラスト。パレスは昔の同僚である古株の警官たちが確保した別荘へ向かう。彼らの最後の砦へ。犬のフーディーニと共に!
 次回作が今から楽しみだ。妹を探しに行くのかな?
投票数:0 平均点:0.00
返信する

この投稿に返信する

題名
ハンドル
投稿本文

  条件検索へ



ログイン

ユーザー名:


パスワード:





パスワード紛失  |新規登録
PR
twitter
Created by: twitter website widget