犬夜叉 38 by 高橋留美子

　奈落を裏切り，それに取って代わろうとした白童子は，裏切りがバレ，見切りを付けられたため，犬夜叉たちに成敗されてしまう。神楽もまた，同じく裏切りの発覚により，最後は殺生丸に見守られながら死んでしまう。また，記憶が戻ったことを犬夜叉たちに伝えた琥珀は彼らに合流する。
　一方，桔梗は奈落を退治するには，四魂の玉を彼が手にした時しかないと悟り，その許へ向かう。しかし，四魂の玉が完成するということは，それで命をつないでいる琥珀が死ぬということでもある。桔梗はそんなことが果たしてできるのか？強力な結界に阻まれた犬夜叉たちは四魂のかけらを体内に持っている鋼牙の後を追う。四魂の玉を完成させるには鋼牙の持っているかけらも必要なはずだからだ。

　四魂のかけらが一箇所に集まり，四魂の玉が完成するのも近そうです。ということは，話も最後の対決へ向かって突進しているということなのでしょう。この巻も対決シーンばかりが多く，私には面白くありません。もっと，犬夜叉たちの日常が見たいのですが，週刊誌連載ではそれも望めそうにありません。