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捜査官ポアンカレ 叫びのカオス ALL Cry Chaos by レナード・ローゼン(訳:田口俊樹)

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なし 捜査官ポアンカレ 叫びのカオス ALL Cry Chaos by レナード・ローゼン(訳:田口俊樹)

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2013/10/5 0:00 | 最終変更
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 アムステルダムのホテル最上階で数学者が殺された。ロケット燃料に使われる爆薬で吹き飛ばされたのだ。近くのホテルには,その数学者の婚約者だった女が泊まっていた。これは偶然だろうか?インターポールの捜査官ポアンカレは捜査に着手する。
 一方,ポワンカレが投獄したテロリストであるスティポ・バノヴィッチはポワンカレを恨み,彼の家族の殺害を組織に命令したことがわかる。インターポールは厳重な体制で彼の家族を守ろうとするが,その厳重な体制をあざ笑うかのように,ポワンカレの家族は襲われてしまう。妻は自分の中に閉じこもり,子供共々ひどい怪我をさせられた息子夫婦はポワンカレを恨む。家族はバラバラになってしまった。さらに酷いことに,孫のクロエが入院中の病院で襲われて死んでしまう。悲嘆に暮れるポワンカレ。しかし,そのクロエを殺した犯人とアムステルダムの事件が結びついて…。
 いやぁ,文句なく面白い!後半,点在していた事実が一気に収斂して一点に集まってくる面白さはまさにミステリの醍醐味であるし,冒頭の数学者殺人に仕掛けられたトリックの大胆さに驚かされない人はいないだろう。読後感も素晴らしく感動的だ。
 主人公ポワンカレは,何とあの数学者ポワンカレの曾孫なのだ。そして,殺された数学者が尊敬してやまなかった数学者が,そのポワンカレなのである。数学とは異なるものに同じ名前を与える芸術のことである―まさに名言だ!
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