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楽園の世捨て人 Eremitten by トーマス・リュダール(訳:木村由利子)

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  • なし 楽園の世捨て人 Eremitten by トーマス・リュダール(訳:木村由利子) (Hero, 2017/2/22 16:46)

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なし 楽園の世捨て人 Eremitten by トーマス・リュダール(訳:木村由利子)

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2017/2/22 16:46
Hero  常連   投稿数: 397
 デンマーク人エアハートは67歳。デンマークを捨て,妻と子を捨て,たどり着いたカナリア諸島でタクシー運転手をしてヤギと暮らしている。彼には,何の目的もなく,友達のラウールやベアトリスと酒を飲んだりして怠惰な日々を送るのが常だ。そんな彼がある事件に遭遇する。
 海岸に乗り捨てられたとおぼしき車。その中から餓死した男の赤ん坊が見つかったのだ。警察も最初は動いた。ところが,そのうちにとある犯人を仕立て上げ,その事件の幕を引こうとしているのを知り,エアハートは何故だかそれではいけないと思い始めた。そして,事件の周辺を調べ始めたのだった。さらに,それとほぼ時を同じくして,友人のラウールが失踪した。しかも,彼の失踪した部屋からは,妻のベアトリスが瀕死の状態で見つかったのだ。
 二つの事件には関連があるのか?カナリア諸島を舞台に老いた男が謎に挑んでいく。

 カナリア諸島は日本からあまりに遠い。大体,どこにあるのかさえ私にはわからなかった。どうやら,アフリカ大陸の西に浮かぶ島らしい。もちろん,その島の情景も全く浮かんでこないし,地名を出されても,その場所を想像すらできない。ところが,文章は実に映像的であったりもする。読んだだけで,その場の情景が頭に浮かぶ。とても不思議だ。

 本作は三部作の一作目。二作目は本国(デンマーク)では既に出版されたらしい。続編も早く読んでみたいものだ。
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