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渇きと偽り The Dry by ジェイン・ハーパー(訳:青木創)

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  • なし 渇きと偽り The Dry by ジェイン・ハーパー(訳:青木創) (Hero, 2017/7/21 2:13)

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なし 渇きと偽り The Dry by ジェイン・ハーパー(訳:青木創)

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2017/7/21 2:13
Hero  常連   投稿数: 397
 連邦警察官であるフォークは20年ぶりに故郷を訪れる。20年前,仲の良かった女の子エリーの死がフォークに関係しているのではないかという噂が村を飛び交い,逃げるように故郷を離れたのだった。
 20年ぶりに帰ってきたのは,幼馴染みのルークの葬儀に出席するためである。そのルークの死は悲惨なものだったらしい。妻子をライフルで撃ち,そのまま同じライフルで自殺したのだ。
 今年の気候はいつになく酷く,エル・ニーニョ現象のため,オーストラリアのこの村は大旱魃に襲われており,ルークの農場もその直撃を受け,そのせいで自殺に追いやられたのだという噂だ。
 しかし,フォークはそれが信じられない。ルークはそんな奴ではない!ルークとは故郷の知人の中では,唯一たまに会っていた間柄だし,妻子を道連れにするような奴ではあり得ない!そんな考えもあって,葬儀に戻って来たのだが,もう一つ理由があった。ルークの父親から20年前の事件に関してある手紙を受け取ったからだ。「ルークは嘘をついた。きみも嘘をついた。」とその手紙にはあった。当時,フォークにはアリバイがあったが,それはルークの証言によるものだった。が,それは嘘の証言だったのだ。もちろん,フォークはエリーの死とは関係がない。それでもルークの証言がなければ,疑いの眼は更に強かったのも間違いない。
 ルークの父母は存命である。母親がなかったフォークは子供時代,彼らに家族同然の付き合いをしてもらっていた。ルークの母は言う。ルークがあんなことをやるはずがない!フォークに調査をお願いしたい!と。すぐに帰る予定だったフォークもずるずると調査を始めるのだった。

 20年前の青春時代の思い出と,現在の事件とが並行して描かれていく。狭い村,噂はすぐに村中を駆け巡る。そんな村の嫌な部分を十二分に描きつつ,故郷に帰ってきたフォークは青春の甘酸っぱい記憶に浸っていく。
 二つの事件は最終的に全て解決される。至るところに散りばめられた伏線が綺麗に回収されていくのは,やはりミステリの最大の醍醐味である。

 それにしても,これがデビュー作とは!今後も期待したい新人だと思う。
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