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黒衣の花嫁 The Bride Wore Black by コーネル・ウールリッチ(訳:稲葉明雄)

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/10/11 0:39 | 最終変更
Hero  常連   投稿数: 397
 コーネル・ウールリッチの傑作の一作として名高い作品であるが,本作の実に皮肉な結末をあまり快く思わない読者も多いのではないだろうか。私も断然「幻の女」や「暁の死線」の方が好みだ(と言うより,この二作は死ぬほど好きだ!)
 全く関係性がないと思われる四人の男たちが謎の女によって死を遂げる。しかも,殺人に関わった謎の女は毎回全然別人の女だったように見える。もちろん,ミステリを知っている読み手であれば,そんな無関係の殺人が一作に書かれるないことは承知しているわけだから,その四人の男には何らかの関係があり,殺人に関わったのも一人の女性,あるいは,関わりのある複数の女性であることはわかるであろう。そこに上手い決着をつけるのがミステリ作家の仕事なのだ。しかし,果たして本作でそれが成功しているかと言うと,私には今一つ上手くいっていないように思われる。ご都合主義と言わざるを得ないようにさえ思われる。皮肉な結末も悪いことではない。しかし,そこはすんなりひねりなしで決着を付けてほしかったのは私だけの思いではないと思う。
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