悪魔の手は白い 上 The Preacher by サンダ・ヤコプスン(訳:羽田詩津子)
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悪魔の手は白い 上 The Preacher by サンダ・ヤコプスン(訳:羽田詩津子) (Hero, 2016/5/28 16:58)
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悪魔の手は白い 下 The Preacher by サンダ・ヤコプスン(訳:羽田詩津子) (Hero, 2016/6/24 22:53)
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冒頭,犯行を犯した男が釈放される。つまり,ここで犯人は男だということが明示されているのだ。読者にはこのプロローグが何故ここにあるのかが全くわからない。何故ここにこの内容が?
牧師であるトーキル・クレステンスンの妻が殺された。他人とはあまり関わりを持たない妻が何故殺されたのかが皆目見当が付かない。いくつかの状況証拠から一人の男が逮捕される。しかし,事件を担当しているティーア・クローウを初めとして,捜査陣にはどうもしっくりこない。アリバイらしきものもあるし,まず彼には動機がないのだ。捜査はそこで暗礁に乗り上げる。
ティーアは同様の事件を調べてみる。二件ほど事件が浮かび上がってくるが,関連性はほとんどなさそうだ。しかし,そのうちの一件の被害者が本件の容疑者として浮かび上がる。
上巻を読んでも,事件はほとんど進展しない。しかし,その最後で,とある事件の被害者が今回の事件の犯人であることがほぼ間違いないということがわかる。これにはかなり驚かされる。下巻の展開が楽しみにさせられるラストである。
牧師であるトーキル・クレステンスンの妻が殺された。他人とはあまり関わりを持たない妻が何故殺されたのかが皆目見当が付かない。いくつかの状況証拠から一人の男が逮捕される。しかし,事件を担当しているティーア・クローウを初めとして,捜査陣にはどうもしっくりこない。アリバイらしきものもあるし,まず彼には動機がないのだ。捜査はそこで暗礁に乗り上げる。
ティーアは同様の事件を調べてみる。二件ほど事件が浮かび上がってくるが,関連性はほとんどなさそうだ。しかし,そのうちの一件の被害者が本件の容疑者として浮かび上がる。
上巻を読んでも,事件はほとんど進展しない。しかし,その最後で,とある事件の被害者が今回の事件の犯人であることがほぼ間違いないということがわかる。これにはかなり驚かされる。下巻の展開が楽しみにさせられるラストである。
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トーキルの妻カーアンを殺害したのは,驚くべきことに,同様に起きた別事件の被害者であるサネであった!何故,同様な事件の被害者が加害者となってしまったのか?全くつながりがないと思われていた事件がつながった。おそらく,そこには何らかの関連があるのだろう。トーキル,そして,サネの兄であるフランク,さらには刑事ティーア。それぞれが,事件の核心に迫っていく。
誰もがとても近しい人々のことを知らなかったりする。そんなことをとても考えさせられる作品だ。
誰もがとても近しい人々のことを知らなかったりする。そんなことをとても考えさせられる作品だ。
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