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ささやかな手記 Des Nœuds d'Acier by サンドリーヌ・コレット(訳:加藤かおり)


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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2016/7/24 13:44 | 最終変更
Hero  常連   投稿数: 397
 ようやく監獄から出てきたテオは,妻を寝とったマックスをさらにひどい目に合わせて,南仏の田舎に逃げ込んだ。一軒の民宿に居を構え,周囲の山を散策する毎日。女主人のマダム・ミニョンは優しくて,毎回弁当を作ってくれる。
 ある日,マダム・ミニョンが地図に書いてくれた道に沿って歩いていると,一軒の家を見つけた。ところが,その家に近づいた彼は,そこで囚われの身となってしまったのだった。
 地下室に閉じ込められた彼が見たのは,さらに昔から囚われの身となっていたリュックという男。そこでテオは延々と奴隷として働かされる羽目に陥ったのだった。

 監禁され,働かされる日々を延々と描く本作。そこには生に対する感情,死に対する感情を始めとして,さまざまな感情がテオの脳裏を埋め尽くす。我々読者はテオと共に,地下室に監禁され,働かされるという日常に付き合い,彼の感情を一緒に味わっていくのだ。
 生きるということがどういうことなのか?人間とは,単に一個の生き物でしかないのか?究極の日常に置かれた時,人は何を考えるのか?どうやって生きていこうとするのか?そんなことを色々と考えさせてくれる興味深い一作である。 
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