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著者略歴 About the Author by ジョン・コラピント(訳:横山啓明)


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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2016/10/23 14:12
Hero  常連   投稿数: 397
 作家志望の青年キャルはロー・スクールの学生スチュワートとルームシェアをしていた。キャルは男前で毎日女遊びの日々,なかなか作品に手が付けられない。一方,スチュワートと言えば,芸術とは全く無縁な男で,女遊びもしない。ただ,彼はキャルの面白おかしい毎日にだけは興味を持つようで,キャルは週一回スチュワートに自分の一週間の行状を事細かに語るような習慣を持つようになっていた。
 そんなある日のこと。キャルはスチュワートが書いたという短編小説を読まされ,感想を聞きたいと言われる。何と,あのスチュワートは小説も書いていたのだった!しかも,これは習作で長編を執筆中だという。さらに,その長編を読んで驚いた。それは,キャルの行動をそのまま小説にしたものだったのだ。
 さて,どうしようと考えていると,知らせが届く。スチュワートが事故で死んだという。ならば,スチュワートの長編を自分のものだと発表してもいいのではないか?なにしろ,それは自分のことを綴ったものなのだし,何よりスチュワートが小説を書いていたことなど誰も知らないのだから。
 その小説「まるで自殺のように」は大金で売れた。キャルは青年小説家として大々的なデビューを飾ったのだ。
 さて,これで万々歳ということにはならない。スチュワートのキャビネットを漁っていて,ある手紙のカーボンコピーを見つける。その手紙には書いた小説を送ったと書いてあったのだ。ジャネットという女性に!それはマズイ!取り返しに行かなければ。
 うまいことに,ジャネットはその手紙が届いた時,旅行に出ていていなかったのだった。小説を取り戻したキャルは,ジャネットの魅力に打ち負かされ,そのうちに結婚に至る。幸せの日々が続いていく。ところがところが…。

 ミステリ好きなら,この手の盗作ものはよくあるストーリーだと思ってしまうことだろう。しかし,本作を本作たらしめているのは,物語の最後半からラストへかけての部分に違いない。う〜ん,こう来ましたか。ミステリを読む楽しみというのは尽きないのだな,とつくづく思う。

 
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