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傷だらけのカミーユ Sacrifices by ピエール・ルメートル(訳:橘明美)


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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2017/7/21 1:24
Hero  常連   投稿数: 397
 カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズの第三作。

 最愛の妻イレーヌを失ってから五年,カミーユはある出会いをする。それがアンヌだった。イレーヌへの想いはなくなろうとしてもなくならないのだが,それとは別にアンヌには惹かれた。そして,今は上手くいっているように思える。ところが,そのアンヌが宝石屋への強盗事件のとばっちりを受け,瀕死の重症を負ってしまったのだった。
 彼女は病院に収容されているが,何故だか彼女を狙って,その強盗の一人が執拗に付け回しているようなのだ。通りがかりに巻き込まれた彼女が何故執拗に追われなければならないのか?何か重要な事を見たからなのか?
 カミーユは二度と愛する人を失いたくない。だから,彼女が知り合いだということを隠して捜査に加わる。しかし,何故彼女が執拗に付け回されているのかがさっぱりわからない。
 犯行手口から見て,ある人物が浮かび上がる。その人物の行方はわからないが,パリのどこかにいる可能性も高い。上司の承認などお構いなしに,大掛かりな網を張ったのはいいものの,その人物は死んで発見されてしまう。カミーユは土壇場に立たされてしまうのだが,アンヌのために職を賭して捜査を続けるのだった。

 たった三日間の話である。だから,この三部作の中では一番濃密な展開なのであるように思われる。後半の切迫感とサスペンスも素晴らしい。そして,やはりあっと驚かせてくれるのはいつも通りでもある。
 今回は愛の話だ。いくつもの愛が描かれる。そして,原題の通り,犠牲の話でもあるのだった。なかなか苦しい話でもありますね。
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