PR
別フォーラムへ

ディミトリオスの棺 A Coffin for Dimitrios by エリック・アンブラー(訳:菊池光)

  • この会議室に新しいトピックを立てることはできません
  • この会議室ではゲスト投稿が禁止されています

投稿ツリー


前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/10/24 17:20 | 最終変更
Hero  常連   投稿数: 397
 イギリス人推理小説作家ラティマーはイスタンブールで一人の男の死体と出会う。その死体はディミトリオスという国際的犯罪者だった。ラティマーはこの男の過去を調べることにする。
 イスタンブールからギリシアへ。ギリシアからブルガリアへ。ブルガリアからスイスを経由してパリへ。ディミトリオスの驚くべき過去が暴かれていく。
 前半は実に面白い。ラティマー自身が探り,そこから次々と判明していくディミトリオスの過去は十分に驚くべきものである。しかも,そこには調査する面白さが同時に描かれている。ところが,とある人物と出会った時点以降,ディミトリオスの過去はラティマー自身の調査ではなく,出会った人物から語られるのみになってしまう。ある官吏から情報を得る方法などは非常に興味深く面白い方法なのだが,そこには既にラティマーによる調査の面白さが消えてしまっているのだ。後半はただただ,複数の人物からディミトリオスの奇怪な行状が語られていくだけだ。そこが少々残念に思われた。
 オリエント急行が現役だった頃のイスタンブールやヨーロッパ。一度訪れてみたかったものだ。
投票数:0 平均点:0.00
  条件検索へ


PR